内定辞退相談

【2024年卒】内定辞退が多い月ランキング! 辞退のタイミングと伝え方のポイント

「内定辞退が多い月はいつ?」と不安なあなたへ。この記事では、2024年卒の内定辞退が多い月ランキングや、辞退するのに最適な時期、円満に辞退を伝える方法を解説します。企業側への影響も考慮した、失礼のない辞退の仕方をマスターしましょう。

内定辞退が多い月の傾向

2024年卒向け 内定辞退が多い月ランキング

順位内定辞退が多い理由
1位10月大手企業の選考解禁や、中小企業からの内定承諾催促が重なる時期。学生は複数の内定先から、将来性や待遇面などを比較検討し、最終的な決断を迫られるため、内定辞退が最も多くなる。
2位6月就職活動が本格化し、多くの学生が初めての内定を獲得する時期。一方で、まだ選考途中の企業もあり、より志望度の高い企業からの内定を得るために、既に承諾した内定を辞退するケースが見られる。
3位9月秋採用が開始され、夏のインターンシップなどで企業理解を深めた学生が、自身のキャリアプランに合った企業を選択し直す動きが活発になる。そのため、夏の間に承諾していた内定を辞退する学生も少なくない。
4位11月10月の内定承諾後、改めて企業研究やOB・OG訪問などを通して、企業風土や仕事内容へのミスマッチを感じる学生が出てくる。特に、年内に内定承諾を得て就職活動を早期に終えたいという焦りから、入社後のミスマッチに気づくケースも。
5位5月就活解禁直後で、企業の採用活動も活発化し始める時期。学生の中には、早期に内定を得て安心したいという気持ちから、十分な企業研究や自己分析が不足したまま内定を承諾するケースも。その後、自身のキャリアプランとのズレに気づき、内定辞退に至る学生もいる。

なぜその月に内定辞退が多いのか?

10月がピークの理由

  • 大手企業の選考解禁と中小企業からの内定承諾催促が重なるため、学生は複数の内定先から最終決断を迫られる。
  • この時期までに、企業研究やインターンシップ、OB・OG訪問などを通して、企業理解を深め、自身のキャリアプランと照らし合わせて検討する。
  • 将来性や待遇面、企業風土、仕事内容など、様々な要素を比較検討した結果、より自身の希望に合致する企業を選択するため、内定辞退が発生する。

6月にも多い理由

  • 就職活動が本格化し、多くの学生が初めての内定を獲得する時期だが、まだ選考途中の企業も多い
  • より志望度の高い企業からの内定を得るために、既に承諾した内定を辞退するケースが見られる。
  • この時期の辞退は、学生側も企業側も、お互いにとって想定内の部分もある

内定辞退の傾向を理解して、就職活動を有利に進めよう

  • 内定辞退が多い月とその理由を理解しておくことは、就職活動をスムーズに進める上で重要。
  • 企業側も内定辞退が多い時期を把握しているため、早めの行動と誠実な対応が重要となる

内定辞退の適切なタイミング

内定辞退は、企業側、そしてあなた自身の双方にとって、早めに行うことが重要です。では、具体的にいつ頃、どのように辞退の意思を伝えれば良いのでしょうか?企業側の採用活動のスケジュールや、あなた自身の状況も考慮しながら、適切なタイミングを見極めましょう。

内定承諾後、いつまでに辞退を伝えるべき?

法律で明確に定められているわけではありませんが、一般的には内定承諾後、2週間以内を目安に辞退の連絡をするのがマナーとされています。遅くとも、入社式の1ヶ月前までには伝えられるようにしましょう。企業側も、万が一の場合に備えて、採用活動を継続しているケースがあります。辞退を決断したら、できるだけ早く伝えることで、企業側は他の候補者への連絡などをスムーズに行うことができます。企業側の貴重な時間を奪わないためにも、迅速な対応を心がけましょう。

辞退の連絡は早めが鉄則!その理由とは?

内定辞退の連絡は、可能な限り早く行うことが重要です。なぜなら、企業はあなたが入社することを前提に、さまざまな準備を進めているからです。例えば、以下のような準備が考えられます。

  • 入社手続きに関する書類の準備
  • 研修プログラムの準備
  • 配属部署との調整
  • 入社後の業務計画の作成

辞退の連絡が遅れてしまうと、これらの準備が無駄になってしまう可能性があります。また、企業は、あなたが辞退したことにより、再度採用活動を行わなければならなくなるかもしれません。企業の負担を最小限に抑えるためにも、早めの連絡を心がけましょう。

連絡時期企業側の状況
内定承諾後すぐ採用活動がまだ継続中である場合が多い。他の候補者への連絡や選考をスムーズに進めることが可能。
2週間以内入社準備が始まっている段階。辞退の連絡を受けても、まだ対応できる余裕がある。
1ヶ月前入社準備が本格化している段階。辞退により、企業側に大きな負担がかかる可能性がある。
直前企業側にとって、非常に大きな損害となる。信用問題に発展する可能性も。

上記はあくまで一般的な例であり、企業や状況によっては異なる場合もあることを理解しておきましょう。いずれにしても、内定辞退は企業側に迷惑をかける行為であることを自覚し、誠意をもって対応することが大切です。

内定辞退の伝え方

内定辞退を伝える手段としては、電話とメールの2つが考えられます。どちらが適切かは、状況や企業との関係性によって異なります。ここでは、それぞれのメリット・デメリット、具体的な例文、注意点などを詳しく解説します。

電話とメールどちらで伝えるべき?

電話とメール、どちらで内定辞退を伝えるべきか迷う方も多いでしょう。それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。

電話メール
メリット直接話せるため、誠意が伝わりやすい 疑問点があれば、その場で解消できる 迅速な対応が可能時間を問わずに連絡できる 伝えたい内容を整理して、正確に伝えられる 記録が残るため、後々のトラブル防止になる
デメリット緊張してしまい、うまく話せない場合がある その場で引き留められる可能性がある 連絡のタイミングが難しい場合がある直接話せないため、冷たい印象を与えてしまう可能性がある 返信に時間がかかる場合がある セキュリティ上の問題がある場合がある

基本的には、企業との関係性や状況に応じて、電話とメールを使い分けることが重要です。例えば、すでに企業と密に連絡を取り合っている場合や、人事担当者との距離が近い場合は、電話で直接伝えた方が誠意が伝わりやすいでしょう。一方、企業との接点が少なく、まだ関係性が浅い場合は、メールで丁寧に伝える方が良い場合もあります。

迷った場合は電話で伝えるのがおすすめ

電話とメールどちらで伝えるべきか迷った場合は、電話で伝えることをおすすめします。電話で伝えることによって、直接あなたの気持ちを伝えることができ、誠意がより伝わるからです。また、電話であれば、企業側からの質問にも、その場で答えることができます。

内定辞退の電話のかけ方【例文付き】

内定辞退の電話は、緊張する場面ではありますが、失礼のないよう、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。ここでは、内定辞退の電話のかけ方について、具体的なステップと例文をご紹介します。

1. 電話をかける時間帯

電話をかける時間帯は、相手の都合を考慮するのがマナーです。一般的には、営業時間内である午前9時から午後6時の間が適切です。ただし、昼休憩の時間帯である12時から13時は避けるようにしましょう。もし、営業時間外に電話をかける場合は、事前にメールなどで連絡を取り、都合を確認しておくとスムーズです。

2. 担当者に繋いでもらう

電話が繋がったら、まず、会社名と自分の名前を名乗り、担当者に取り次いでもらいましょう。企業によっては、代表電話ではなく、人事部直通の電話番号が案内されている場合もあるため、事前に確認しておくとスムーズです。

【例文】

株式会社〇〇人事部の△△様はいらっしゃいますでしょうか。株式会社□□の◇◇と申します。

3. 内定辞退の旨を伝える

担当者に繋がったら、改めてお礼を述べた後、内定辞退の旨を伝えましょう。この際、簡潔で分かりやすい言葉遣いを心がけることが大切です。また、内定辞退の理由については、嘘や曖昧な表現は避け、正直に伝えるようにしましょう。

【例文】

先日は、貴社から内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。大変光栄なお話ではございましたが、熟考した結果、誠に恐縮ながら、貴社からの内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

4. 辞退理由を伝える

内定辞退の理由を伝える際は、企業側に不快な印象を与えないように、配慮することが重要です。例えば、待遇面や企業文化が合わないといったネガティブな理由ではなく、自身のキャリアプランや将来の目標を具体的に説明することで、企業側の理解を得やすくなります。また、辞退の意思は固く、再考の余地がないことを明確に伝えることも大切です。

【例文】

辞退の理由といたしましては、自分のキャリアプランについて、改めて深く考え直した結果、△△という業界で、□□という仕事に挑戦したいという気持ちが強くなり、大変恐縮ではございますが、今回は貴社のご期待に沿いかねるという結論に至りました。

5. お詫びと感謝の気持ちを伝える

内定辞退は、企業側に多大な迷惑をかける行為であることを自覚し、誠意を込めてお詫びの気持ちを伝えましょう。また、選考過程で得られた学びや経験に対する感謝の気持ちを伝えることも大切です。感謝の気持ちを伝える際には、具体的にどのような点に感謝しているのかを伝えることで、より誠意が伝わります。

【例文】

このようなご決断となり、貴社には大変なご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。また、選考の機会をいただき、貴重なお時間を割いていただいたこと、心より感謝申し上げます。面接では、〇〇様から△△という貴重なお話を伺うことができ、大変勉強になりました。今後の参考にさせていただきます。本当にありがとうございました。

6. 電話を切る

最後に、再度お詫びと感謝の気持ちを伝えてから、電話を切ります。電話を切る際は、相手への配慮を忘れずに、ゆっくりと丁寧に切りましょう。

【例文】

重ねてお詫び申し上げますとともに、御社の今後のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。本日は、誠にありがとうございました。

内定辞退のメールの送り方【例文付き】

内定辞退のメールを送る際は、件名や宛先、本文の内容、送信タイミングなどに注意し、ビジネスメールとして失礼のないように作成することが重要です。ここでは、内定辞退のメールの送り方について、具体的な例文を交えながら解説します。

1. 件名

件名は、メールの内容が一目でわかるように、具体的に記載することが重要です。「内定辞退のお知らせ」のように、簡潔ながらも要件が伝わるように心がけましょう。また、会社名と自分の名前を記載することで、誰からのメールなのかを明確にすることも重要です。

【例文】

【株式会社〇〇】◇◇◇ 内定辞退のお知らせ

2. 宛先

宛先は、誤送信やトラブルを防ぐためにも、必ず正しいものを記載しましょう。企業の採用担当者だけでなく、CCやBCC機能を活用して、関係者にメールを送信する必要があるかどうかも確認しましょう。CCに人事担当者、BCCに自分のアドレスを入れておくと、後から見返す際に便利です。

3. 挨拶文

本文の冒頭には、宛先を間違えていないことを確認した後、会社名と担当者名を記載し、丁寧な挨拶文を添えましょう。時候の挨拶は、季節感を出すだけでなく、相手への配慮を示す上でも大切です。時候の挨拶の後は、感謝の気持ちを伝えるとともに、内定辞退のメールであることを明確に伝えましょう。

【例文】

株式会社〇〇
人事部 △△様

拝啓
early summer の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
先日は、貴社より内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
さて、大変恐縮ではございますが、この度、貴社からの内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

4. 辞退理由

内定辞退の理由を伝える際は、電話の場合と同様に、嘘や曖昧な表現は避け、正直に伝えることが大切です。ただし、メールでは、誤解が生じやすい可能性もあるため、より丁寧に伝えるように心がけましょう。例えば、他の企業から内定を得た場合でも、企業名や待遇面などの具体的な情報は記載せず、「一身上の都合により」と伝えるなど、相手への配慮を忘れないようにしましょう。

【例文】

辞退の理由といたしましては、
熟考を重ねてまいりました結果、
この度、誠に恐縮ではございますが、
貴社からの内定を辞退させていただきたく存じます。

5. お詫びと感謝の言葉

内定辞退は、企業側に大きな負担をかけることを理解した上で、誠意をもって謝罪の言葉を伝えましょう。また、選考を通して得られた学びや経験に対して、感謝の気持ちを具体的に伝えることで、誠意が伝わりやすくなります。企業の採用担当者だけでなく、面接官など、お世話になった方々への感謝の気持ちを伝えることも忘れずに行いましょう。

【例文】

このようなご決断となり、
貴社には大変なご迷惑をおかけいたしますこと、
心より深くお詫び申し上げます。
また、選考の機会をいただき、
貴重なお時間を割いていただいたこと、
心より感謝申し上げます。
面接では、〇〇様から△△という貴重なお話を伺うことができ、
大変勉強になりました。今後の参考にさせていただきます。
本当にありがとうございました。

6. 結びの言葉

最後に、企業の今後の発展を祈念する言葉とともに、締めくくりましょう。結びの言葉は、丁寧な表現を用いることが重要です。「敬具」や「略儀ながら」といった結びの言葉とともに、自分の名前と連絡先を忘れずに記載しましょう。

【例文】

重ねてお詫び申し上げますとともに、
御社の今後のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

敬具

◇◇◇
□□□-△△△-□□□□
○○@△△.□□

円満に内定辞退をするためのポイント

内定辞退は、企業側に良い印象を与えない可能性があるため、円満に進めるためのポイントを押さえておくことが重要です。円満に内定辞退をするためのポイントとして、以下の3つが挙げられます。

1. 誠意をもって、感謝の気持ちを伝える

内定辞退を伝える際には、企業側に不快な感情を与えないように、誠意と感謝の気持ちを伝えることが重要です。感謝の気持ちは、具体的に伝えることで、より一層気持ちが伝わるでしょう。例えば、面接の際にどのような点で企業に魅力を感じたのか、選考過程でどのような学びがあったのかなどを具体的に伝えることで、企業側はあなたの誠意を感じ取ることができるでしょう。また、内定辞退に至るまで、悩み葛藤したことを伝えることも有効です。

2. 嘘や曖昧な態度はNG!

内定辞退を伝える際に、嘘や曖昧な態度を取るのは絶対に避けましょう。嘘や曖昧な態度は、企業側の不信感を招き、後々のトラブルに発展する可能性があります。内定辞退の理由を伝える際は、正直に、かつ、企業側の立場に立って、配慮しながら伝えることが大切です。もし、伝えにくい理由がある場合は、転職エージェントなどに相談してみるのも良いでしょう。

3. 引き留めにあった場合の対処法

内定辞退を伝えた際に、企業側から引き留めにあう場合があります。引き留めにあった場合は、冷静に、そして、毅然とした態度で対応することが大切です。引き留めの内容によっては、魅力的に感じる場合もあるかもしれませんが、一度決断したことを覆すことで、企業側との信頼関係に悪影響を及ぼす可能性もあることを理解しておきましょう。引き留めにあっても、辞退する意思は変わらないことを明確に伝えることが重要です。そのためにも、内定辞退を伝える前に、自分自身のキャリアプランや将来の目標をしっかりと固めておくことが重要です。

円満に内定辞退をするためのポイント

内定辞退は、せっかくのご縁を断るため、相手に不快な思いをさせてしまう可能性もあります。しかし、だからといって辞退を先延ばしにしたり、嘘の理由を伝えたりするのは絶対にNGです。誠意をもって、感謝の気持ちを伝えた上で、辞退の意向を伝えましょう。ここでは、円満に内定辞退をするためのポイントを紹介します。

誠意をもって、感謝の気持ちを伝える

内定辞退を伝える際には、まず感謝の気持ちを伝えることが大切です。「貴社のような素晴らしい会社から内定をいただき大変光栄です」「選考を通して貴重な経験をさせていただきました」など、感謝の言葉を具体的に伝えましょう。その上で、辞退の理由を簡潔に説明します。

嘘や曖昧な態度はNG!

辞退の理由を伝える際には、嘘や曖昧な態度は避け、正直に伝えるようにしましょう。嘘や曖昧な態度は、後々トラブルに発展する可能性もあります。企業側も、嘘の理由で辞退されるよりも、正直な理由で辞退される方が、納得しやすいものです。ただし、企業の悪口や誹謗中傷になるような表現は避け、あくまでも自分の状況や気持ちを伝えるように心がけましょう。

引き留めにあった場合の対処法

内定辞退を伝えた際に、企業側から引き留められることがあります。引き留めの言葉は魅力的に聞こえるかもしれませんが、自分の意思を尊重し、きっぱりと断ることが大切です。一度決断したことを覆すと、企業側も対応に困ってしまいます。もし、引き留めにあった場合は、「お気持ちは大変ありがたいのですが、自分の意思は固く決まっております」と、丁重にお断りしましょう。

状況例文
給与や待遇で引き留められた場合「大変魅力的なお話ではございますが、自分の希望するキャリアプランを実現するために、今回は辞退させていただきます。」
配属部署の変更を提示された場合「貴重なご提案、誠にありがとうございます。しかしながら、自分の将来について熟考した結果、今回は辞退という決断に至りました。」
入社時期の延期を提案された場合「ご配慮いただきありがとうございます。しかしながら、自分のキャリアプランを考慮し、今回は辞退させていただきます。」

内定辞退は、社会人としての第一歩として、責任ある行動が求められます。誠意をもって対応することで、円満に辞退できるよう努めましょう。

まとめ

本記事では、内定辞退が多い時期とその理由、適切な辞退のタイミングや伝え方について解説しました。企業への円満な辞退には、誠意ある対応を心がけましょう。嘘や曖昧な態度は避け、感謝の気持ちを伝えることが大切です。万が一引き留められた場合は、自分の意思をしっかりと伝えましょう。

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