もう怖くない!内定辞退の電話マニュアル|かける時間帯や会話例
「内定辞退の電話が怖い」と悩む方へ。
本記事では怒られない電話マナーやそのまま読める会話例、最適な時間帯を解説。
これを読めば緊張せず円満に辞退できます。
内定辞退の電話は怖くないと言える根拠

せっかく頂いた内定を辞退することに対して、恐怖を感じてしまうのは、あなたが相手に対して誠実であろうとしている証拠です。
採用担当者は内定辞退に慣れている
就活生にとっては一生に一度あるかないかの重大な決断です。
採用担当者にとって内定辞退の連絡を受けることは日常業務の一つです。
多くの企業では、辞退者が出ることを見越して繰り上げ合格の候補者をリストアップしたりしています。

担当者は「また一人辞退が出たな」と事務的に受け止め、すぐに次の候補者への対応に切り替えることがほとんどです。
就活生が抱くイメージと、実際の採用担当者のリアクションには以下のようなギャップがあります。
| 視点 | 就活生の抱く恐怖イメージ | 採用担当者の実際のリアクション |
|---|---|---|
| 心理状態 | 裏切り行為だと激怒されるかもしれない | 想定内の出来事であり、事務的に処理する |
| 対応内容 | 理由を厳しく追及され、引き止められる | 辞退理由を参考に聞き、次の候補者へ動く |
| 影響度 | 会社に多大な迷惑をかけてしまう | 織り込み済みのリスクであり、大きな混乱はない |
誠意を持って伝えれば怒られることは少ない
インターネット上には「内定辞退で怒鳴られた」「嫌味を言われた」といった体験談が存在します。
企業側も「会社の評判」を非常に気にしています。
感情的に怒鳴ったり不適切な対応をしたりすれば、SNSなどで拡散され、企業のブランドイメージを損なうリスクがあることを理解しています。

大切なのは「早めに連絡すること」と「申し訳ないという気持ちを言葉にすること」です。
内定辞退の電話をかける正しい時間帯とタイミング

内定辞退の電話をかける際、相手に迷惑をかけない適切なタイミングを選ぶことが重要です。
採用担当者が電話に出やすい時間帯を狙うことで、話がスムーズに進みやすくなり、結果として心理的な負担も軽減されます。
ここでは、ビジネスマナーに則った最適な連絡タイミングについて解説します。
辞退を決めたらできるだけ早く連絡する重要性
内定辞退を決意した場合、最も重要なのは「決断したらすぐに連絡すること」です。
企業側は内定を出した後、入社に向けた書類の準備や備品の確保、研修のスケジュール調整などを進めています。

欠員が出ることになれば、新たな候補者への連絡や追加募集の検討も必要になります。
誠意を示すためにも、そして自分自身の精神的な重荷を早く下ろすためにも、意思が固まった時点で速やかに連絡を入れることがマナーです。
担当者が電話に出やすい時間帯を狙う
忙しい時間帯に電話をしてしまうと、「今は忙しいので」と切られてしまいます。
一般的に、企業の採用担当者が電話に出やすく、かつ失礼にあたらない時間帯は以下の通りです。
| 時間帯 | おすすめ度 | 理由と注意点 |
|---|---|---|
| 始業直後 (9:00~10:00頃) | × 避けるべき | 朝礼やメールチェック、当日のスケジュール確認などで最も慌ただしい時間帯です。緊急時以外は避けるのが無難です。 |
| 午前中 (10:30~11:30頃) | ◎ おすすめ | 朝のルーチン業務が一段落し、昼休憩に入る前の比較的落ち着いた時間帯です。担当者が自席にいる可能性が高くなります。 |
| 昼休み (12:00~13:00頃) | × 避けるべき | 担当者が休憩中であるため、電話をかけるのはマナー違反です。また、不在である可能性も極めて高いです。 |
| 午後 (14:00~16:00頃) | ◎ おすすめ | 昼休憩が終わり、午後の業務が落ち着いてくる時間帯です。会議が入っていなければ、電話がつながりやすいゴールデンタイムと言えます。 |
| 終業間際 (17:00以降) | △ 要注意 | 一日の業務の締め作業で忙しい場合があります。また、定時を過ぎてからの連絡は非常識と捉えられることもあるため注意が必要です。 |

もちろん、業界や企業によって始業時間や休憩時間は異なりますが、上記の「10:30~11:30」および「14:00~16:00」を目安にすると良いでしょう。
緊張しないための内定辞退の電話会話例と台本

内定辞退の電話が怖いと感じる最大の理由は、「何を話せばいいかわからない」「突っ込まれたらどうしよう」という不安にあります。
あらかじめ話す内容をまとめた「台本(スクリプト)」を手元に用意しておくことで、心理的な負担は大幅に軽減されます。
結論から簡潔に伝えるための会話スクリプト
電話がつながったら、まずは大学名と氏名を名乗り、担当者に取り次いでもらいます。
担当者が出たら、挨拶の後に「内定辞退の件」であることを単刀直入に伝えます。

言い出しにくいからといってまわりくどい言い回しをすると、かえって相手の時間を奪ってしまいます。
以下の流れに沿って会話を進めましょう。
| ステップ | 会話の流れと台本例 |
|---|---|
| 1. 挨拶・名乗り | お世話になっております。〇〇大学の〇〇(氏名)です。人事部の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。 |
| 2. 担当者への切り出し | (担当者が出た後) お世話になっております。先日、内定のご連絡をいただきました〇〇です。ただいま、お時間よろしいでしょうか。 |
| 3. 結論(辞退の意志) | 本日は、内定の件でお電話いたしました。この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。大変申し上げにくいのですが、検討いたしました結果、今回の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。 |
| 4. 締めの挨拶 | 本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、お電話でのご連絡となり申し訳ございません。これまで貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。それでは、失礼いたします。 |
感謝と謝罪の気持ちを伝えるフレーズ
事務的に「辞退します」と伝えるだけでは、冷たい印象を与えてしまいます。

「評価してくれたことへの感謝」と「期待に添えないことへの謝罪」をセットにすることで、円満に会話を終えることができます。
以下のフレーズを台本に組み込んでみてください。
感謝を伝えるフレーズ
- この度は、私のような未熟者を高く評価していただき、誠にありがとうございました。
- 面接では丁寧にご指導いただき、大変感謝しております。
謝罪と残念な気持ちを伝えるフレーズ
- せっかく内定をいただいたにも関わらず、このようなお返事となり大変心苦しく思っております。
- ご期待に添えず、誠に申し訳ございません。
- 社内の皆様には大変よくしていただいたのですが、辞退させていただくこととなりました。
辞退理由を深く聞かれないための話し方
「なぜ辞退するのか?」と理由を聞かれるのが怖くて電話できないという学生は多いです。
以下のような回答を用意しておくと安心です。
| 想定される質問 | 角が立たない回答例 |
|---|---|
| 「差し支えなければ理由を教えてもらえますか?」 | 自分の適性や将来のキャリアプランについて改めて熟考した結果、別の業界(または職種)で挑戦したいという気持ちが強くなり、このような決断に至りました。 |
| 「他社に行くということですか?」 | はい。他社様からも内定をいただき、自分の希望する業務内容と照らし合わせて慎重に検討した結果、そちらの会社にお世話になることを決めました。 |

ポイントは「御社が悪いわけではない」というニュアンスを含ませることです。
もしものトラブルに備える内定辞退のQ&A

内定辞退の電話をする際、最も不安に感じるのは「想定外のトラブル」ではないでしょうか。
ここでは、よくあるトラブルパターンとその解決策を具体的なQ&A形式で解説します。
電話で怒鳴られたり嫌味を言われたりした場合
ごく稀にですが、採用担当者が感情的になり、怒鳴ったり嫌味を言ったりするケースがあります。
相手の感情に同調して反論したり、言い訳をしたりするのは逆効果です。
万が一、人格否定や暴言が長時間続くようであれば、まともな話し合いは不可能です。

「これ以上はお話しできませんので、失礼させていただきます」と告げ、電話を切ってしまっても問題ありません。
食事会や面談に誘われて引き止められた場合

電話口で「一度会社に来て直接話そう」「食事でもしながら考え直さないか」と引き止められることがあります。
会ってしまうと、相手は「説得できるチャンスがある」と期待してしまいますし、情が移って断りにくくなるリスクもあります。
以下に、引き止められた際の具体的な断り方のフレーズをまとめました。
| 相手からの引き止め文句 | 推奨される断り方のフレーズ |
|---|---|
| 「一度会社に来て話をしよう」 | 「お会いしても辞退の意思は変わりませんので、このお電話で失礼させていただきます。」 |
| 「食事でもしながら考え直さないか」 | 「お心遣いは大変ありがたいのですが、既に他社への入社を決意しておりますので、辞退させていただきます。」 |
| 「どこが不満なのか教えてほしい」 | 「御社には大変魅力を感じておりましたが、自身の適性やキャリアプランを総合的に考えた結果の判断です。」 |
担当者がいつ電話しても不在の場合
電話に出た別の方に「担当者様の戻り時間」や「電話がつながりやすい時間帯」を確認しましょう。
それでもつながらない場合は、伝言をお願いするか、メールで用件を伝えておくのが有効です。
メールを送る際は、「何度かお電話いたしましたが、ご不在のようでしたのでメールにて失礼いたします」と一言添え、内定辞退の旨を伝えます。

その後、改めて電話をかけることで、メールが証拠として残るため、無断辞退扱いになるリスクを回避できます。
電話連絡が怖い人がやってしまいがちなNG行動

内定辞退の電話を入れることへの恐怖心や気まずさから、不誠実な対応をとってしまうことは絶対に避けるべきです。
一時的な逃げの行動は、出身大学や周囲の人々にまで多大な迷惑をかける結果となります。
ここでは、恐怖心に負けてやってしまいがちなNG行動とそのリスクについて解説します。
連絡なしでバックレることのリスク
最も避けるべきなのは、企業への連絡を一切せずに音信不通になること、いわゆる「サイレント辞退(バックレ)」です。

企業側は、連絡がつかない内定者に対して「事故や事件に巻き込まれたのではないか」と心配し、あらゆる手段を講じます。
その結果、自分自身が一番避けたいと思っている事態を招くことになります。
| 対象 | 起こりうる事態と影響 |
|---|---|
| 緊急連絡先(実家等) | 本人と連絡がつかない場合、企業はエントリーシートに記載された実家や保証人へ電話をかけます。親に内定辞退の事実を知られていなかった場合、家族を含めた騒動になります。 |
| 大学(キャリアセンター) | 大学の就職課へ企業から問い合わせやクレームが入ります。大学の顔に泥を塗ることになり、翌年以降の後輩の採用枠に悪影響を及ぼす可能性があります。 |
| 業界内での評判 | 狭い業界であれば、採用担当者同士の横の繋がりで「連絡なしで辞退した人物」という悪評が広まるリスクがあります。将来、転職活動をする際に不利になることも考えられます。 |
親に電話をかけてもらうのは避けるべき理由
電話への恐怖心から、親に頼んで代わりに内定辞退の連絡をしてもらうケース(オヤカクならぬ親辞退)が見受けられますが、これも基本的にはNG行動です。
親が代理で連絡をすると、企業側は「自分の意思を自分で伝えられない人物」「責任感がない」と判断します。
たとえ辞退する企業であっても、社会人としての最低限の自立性を疑われるような行動は慎むべきです。

また、企業によっては「本人の意思確認ができていない」として、改めて本人からの連絡を求められる場合もあり、結局は二度手間になってしまいます。
どうしても電話が難しく、やむを得ずメールで連絡する場合であっても、自分の言葉で誠意を伝えることが重要です。
まとめ
内定辞退は、担当者も慣れている業務の一つであり、誠意を持って伝えれば怖くありません。
大切なのは、台本を準備して落ち着き、決断後すぐに連絡することです。
マナーを守って誠実に対応すればトラブルは防げます。
