内定辞退相談

【内定辞退のトラブル事例6選】怒られたり引き止められたりした場合の対処方解説

室長〜!?

内定辞退の時に損害賠償を請求されたり、怒られたり、引き止められたりするトラブルって実際にあるんですか!?

伊藤ちゃん
相談室長

残念ながら過去にトラブルになった事例はいくつかあるよ。

この記事で過去のトラブル事例の原因と対策をまとめているから過去のトラブルを知って自身の就職活動に活用してね!

この記事の対象となる人

  • 過去のトラブル事例が知りたい
  • トラブルの被害に遭わないか不安
  • どんなトラブルがあるのか怖い
  • トラブルになるケースを事前に知って被害に遭わないようにしたい

内定辞退で最も心配される損害賠償について先に解説

この後いくつかのトラブル事例と対処法について解説をしますが、その前に内定辞退のトラブルとして最も心配されている「損害賠償」について解説します。

結論から言うと、内定辞退は就活生の権利であり、内定辞退をすることは企業に迷惑をかけてしまうものの、法律的な側面から見ても悪い事ではなく、適切に対応すれば損害賠償を請求される可能性はほぼありません。

相談室長

就職先を決めると言うことはご自身の人生の中でとても大きな決断であり、大切なことです。

内定辞退のマナーや手順をしっかりと理解し、理想の職場で働けるように就職活動を行っていきましょう。

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損害賠償以外にも内定辞退では色々なトラブルが起きる

先ほど損害賠償を請求される可能性はほぼない、と説明しました。

ですがトラブルは損害賠償のみではありません。

引き止めや嫌味を言われるなどのトラブルは企業側の担当者のタイプなど、企業側に要因があるため、内定辞退者がどれだけマナーや手順を守っていてもトラブルになる可能性があります。これらの理由からトラブルを回避する事は非常に難しいです。

そこで、トラブルになった時のことを想定し対処法を知っておく必要があります。

相談室長

この記事では過去のトラブルや、対策をまとめていますので過去の事例を把握し、トラブルになりそうな時や、トラブルになった時に落ち着いて行動が取れるようにしっかりと準備しましょう。


実際にあったトラブル事例

これから実際にあったトラブルを解説していきます。対策案なども掲載していますのでぜひご活用ください。

目次

  1. 損害賠償を請求されるケース
  2. 過度な引き止めをされるケース
  3. 質問攻めされるケース
  4. 怒られるケース
  5. 企業から脅されるケース
  6. 暴力の被害に遭うケース

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事例1)損害賠償を請求されるケース

実際にあった事例

内定を受けた学生Xさんが、研修期間に嫌味、皮肉を言われ、3月31日に内定辞退を申し入れました。

そしてXさんが会社に対して慰謝料等の損害賠償を請求したところ、逆に会社のほうからも、Xさんに対し、採用費用118万円の損害賠償請求をしたという事件がありました。

対処法

この裁判では結果、両者とも損害賠償請求は認められませんでした。

この事例の他にも損害賠償請求される事例は何件かありますが、実際に損害賠償請求義務が生じたケースはほぼなく、会社側としてもデメリットの方が多いことから、実際に損害賠償請求するケースはほぼないと言えます。

損害賠償請求の会社側デメリット

  1. 損害賠償を起こすのに時間とコストがかかる
  2. 企業イメージに悪影響を及ぼす
  3. 訴訟を起こしても訴訟が認められない

これらのことから内定者に損害賠償請求義務が発生するのはほぼないことが言えます。

なので会社の損害賠償を請求するという脅しは気にせずに、マナーや手順を守り、しっかりと内定辞退の意思を伝えましょう!

相談室長

損害賠償請求されるケースは稀で、実際に支払う義務が発生する確率はさらに低いんだ!

マナーと手順をしっかり守って内定辞退すれば避けられるトラブルだね!


事例2)過度な引き止めをされるケース

実際にあった事例

ある企業に採用されたYさんは他の企業から内定をもらっていたこともあり内定辞退することを企業に伝えました。

しかし企業の幹部の人から複数回執拗な引き留めにあいました。

  • 人手不足だから困っている
  • 志望してきたのに辞退するのはおかしい
  • 他の人を不採用にしてしまったから

などの理由でなかなか辞退を認めてもらえませんでした。

対処法

まず大前提として就職活動をしている方は就職先を選ぶ権利があります。

事例のような、企業側の理由で内定辞退できないことは法律的側面から見ても認められることではありません。

なのでどれだけしつこく引き止められたとしても内定辞退の意思をハッキリと伝え、内定辞退しましょう。

引き止められることを不安に思い、内定辞退の連絡が遅れたり、連絡をしないなどの対応をするととトラブルに発展する可能性がありますので不安でも勇気を出して内定辞退の意思を伝えましょう。

相談室長

最近ではSNSの発展もあり、企業ブランドを損ねる観点から執拗に内定辞退を引き止めるケースは減ってきています。

不安だと思いますが、勇気を出して内定辞退を伝えましょう!


事例3)質問攻めされるケース

実際にあった事例

内定をもらっていたTさんは第一志望の企業から内定をもらった為、最初に内定をもらった企業に内定辞退を申し入れました。

すると内定辞退は認めてもらえましたが色々なことを質問され、第一志望の会社に知らされるのではないか?と不安なりました。

質問の内容

  1. 辞退の理由
  2. どの部分で他の企業を選んだのか
  3. 他の会社を選んだ理由

対処法

まず企業から質問をしてくる際、なぜ質問してくるのか?考えられる理由は2パターンです。

  1. なぜ他の会社を希望したのかなどの情報をヒアリングし、今後の採用活動の参考にする為
  2. 内定辞退の腹いせや仕返しなどのために情報を聞き出そうとしている

基本的にパターン1の理由が大半ですが、稀にパターン2のケースもあります。

どちらのパターンでも、答えたくない質問に対しては「申し訳ありませんがそのご質問には、お答えしかねます」と言えば問題ありません。

相談室長

企業も採用活動をより良く改善していくためにヒアリングがしたんだ!

それでも答えたくない質問の場合はハッキリと答えれない事を伝えよう!


事例4)怒られるケース

実際にあった事例

企業から内定をもらったSさんは家族の反対が理由で内定辞退する事を決断し、企業に連絡をしました。

すると書類を返却するように言われ、返却しにいくとそこで1時間近く、延々と怒られ、説教をされました。

その際に「お前のせいで落ちたヤツのこと分かってんのか」など厳しい口調で皮肉や嫌味を言われ、怖い思いをしました。

対処法

電話で怒られたり、説教されたりした場合は言い返したり、逆撫でするようなことは言わず、話を聞きつつ内定辞退の意思をハッキリ告げましょう。

言い返したり、逆撫でするような事を言ってしまうとそれにより大きなトラブルに発展する可能性がありますので、相手が怒っている場合は穏便に内定辞退が済むように冷静に対処しましょう。

相談室長

採用活動に時間とコストをかけている企業側が怒ったり、説教したくなる気持ちもわからなくはないよね。

社会人として企業側が怒ってはいけないと思うけどもし怒られたり説教されたりした場合は穏便に済むように冷静に対処しよう!


事例5)企業から脅されるケース

実際にあった事例

複数企業から内定を得ていたKさんは就職先を決め、内定を得ていた企業に内定辞退を申し入れるため、企業に訪問しました。

その際に企業の人事担当の方に厳しい口調で怒られ、同じ大学の学生の内定を取り消すなど脅され、内定辞退を受け入れてくれませんでした。

過去の暴言、脅し事例

  • 今後は君の出身大学から二度と採用者は出さない、それでもいいのか!
  • そこの選考はいつ受けたんだ
  • おまえのせいで、育成計画が狂った。どうしてくれるんだ!?

対処法

なぜ脅すのか、理由は内定辞退を撤回させるためです。

たとえ内定承諾書を提出していようが内定辞退は可能ですし法律的側面から見ても何も問題はありません。

難しい事ではありますが、何を言われても自分の意思を曲げず、誠実に内定辞退の意思を貫きましょう。

相談室長

もし脅されてもそれに屈してはなりません!就活者は内定辞退する権利を持っています。

法律的にも何も悪いことはしていないので勇気を持ってしっかりと自分の意思を伝えましょう!


事例6)暴力の被害に遭うケース

実際にあった事例

第一志望の企業から内定を得たMさんはすでに内定をもらっていた企業に内定辞退を伝えるため、企業に訪問しました。

すると内定辞退の撤回を説得され、内定辞退の意思が変わらないとわかるとその場にあったコーヒーをMさんの頭に浴びせかけ、罵倒しました。

対処法

まず大半の企業は内定辞退をしても呼び出しをしません。

一緒に働きたい人材であったり、企業側が内定辞退に対して直接説得したい場合に呼び出される可能性があります。

この呼び出しに対し、素直に応じ、直接内定辞退を伝えるのも大事ですが、呼び出しに応じないと言うのも一つの手です。

いかなかった場合、損害賠償を請求すると脅される可能性もありますが、実際に請求され、支払い義務が発生する可能性は極めて低いので呼び出しに応じないと言う選択をすることで暴力の被害に遭うリスクを回避しましょう。

相談室長

呼び出されたから必ず行かないといけないと言うことはないんだ。

脅されたりした場合はトラブル回避のために呼び出しには応じないようにしよう!

企業といえど、相手も人であるため辞退をすんなりと受け入れてくれずトラブルに発展してしまうことは多々あります。

そういった内定者の「就職の自由」を守るため、「内定辞退代行」という専門サービスも昨今活用されています。

業種問わず、新卒・中途・アルバイトの方1,000名以上の内定辞退を成功させてきた実績。

弁護士監修のもと、代行サービスを行い、ご依頼後の成功率は100%・訴訟トラブルは0件をキープしています。

こんな相談が多いです

  • 「お世話になった担当者に言いづらいまま入社日が近づいてきてしまった」
  • 「雇用契約を結んだ後に辞退を申し出たら損害賠償を請求すると言われてしまった」
  • 「転職エージェントが辞退は認めないの一点張りで話が進まない」

全国対応しており、LINEで無料相談後、ご依頼となった場合即日辞退することも可能です。

内定辞退にお困りの方はぜひ一度LINEでの無料相談をお試しください。

まとめ|この記事のポイントを振り返ろう

相談室長

お疲れ様でした。少し長い内容になってしまったので、「内定承諾後の辞退」についての理解すべきポイントを改めておさらいしましょう。

この記事のポイント

  • 内定辞退で損害賠償が請求されることはほぼない
  • 内定辞退では様々なトラブルが起きる可能性がある
  • 様々なトラブル事例の対処法を知り、事前にトラブルを回避し、理想の就職先を見つけよう

この記事では様々なトラブルの事例と対処法を紹介してきました。

内定辞退者は法律などで守られている立場です。

しかし、内定辞退によって企業に迷惑をかけてしまうのも事実です。

内定辞退をする時はマナーや手順をしっかりと守りましょう。それがトラブルを回避するために一番大事なことです。


室長ありがとうございます!

トラブルの対処法をしっかりと理解して就職活動に励んでいきます!

伊藤ちゃん
相談室長

トラブル事例を把握しておくことで防げるトラブルもあると思います!

内定辞退のマナー・手順をしっかりと理解し、トラブルにならないように頑張ってね!

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