【内定辞退のトラブル事例6選】怒られたり引き止められたりした場合の対処方解説

内定辞退の時に損害賠償を請求されたり、怒られたり、引き止められたりするトラブル。
噂には聞きますが、実際にどんなことがあるのでしょうか?

残念ながら過去にトラブルになった事例はいくつかあります。
この記事で過去のトラブル事例の原因と対策をまとめているから過去のトラブルを知って自身の就職活動に活用してくださいね。
- 過去のトラブル事例が知りたい
- トラブルの被害に遭わないか不安
- どんなトラブルがあるのか怖い
- トラブルになるケースを事前に知って被害に遭わないようにしたい
内定辞退で最も心配される損害賠償について先に解説

この後いくつかのトラブル事例と対処法について解説をしますが、その前に内定辞退のトラブルとして最も心配されている「損害賠償」について解説します。
結論から言うと、内定辞退は国民の権利であり、内定辞退をすることは企業に迷惑をかけてしまうものの、違法性もありません。
適切に対応すれば損害賠償を請求される可能性はないのです。

就職先を決めると言うことはご自身の人生の中でとても大きな決断であり、大切なことです。
内定辞退のマナーや手順をしっかりと理解し、理想の職場で働けるように就職活動を行っていきましょう。
「損害賠償を請求される = 支払う必要がある」ではない
損害賠償を請求されたとしても、それは相手が裁判を起こしてあなたが負けた時だけです。
訴訟そのものはお金をかけて弁護士を雇えば誰でも起こすことができます。
そのため、人によっては「損害賠償を請求します」と脅してきますが、そもそも裁判も起きていない状況で支払いに応じる義務がないのです。

もし脅されたとしても冷静に対処しましょう。
こちらの記事ではなぜ内定辞退が法律的な側面で悪いことではないのかを具体的に解説しています。

こちらの記事では具体的な内定辞退の手順を解説しています。

損害賠償以外にも内定辞退では色々なトラブルが起きる
先ほど損害賠償を請求される可能性はほぼない、と説明しました。
ですがトラブルは損害賠償のみではありません。
引き止めや嫌味を言われるなどのトラブルは企業側の担当者のタイプなど、企業側に要因があります。
内定辞退者がどれだけマナーや手順を守っていてもトラブルになる可能性があるということです。
これらの理由から100%トラブルを回避する事は非常に難しいのが現実です。
そこで、トラブルになった時のことを想定し対処法を知っておく必要があります。
実際にあったトラブル事例6つ
これから日本で実際に起きた内定辞退にまつわるトラブルの事例を6つ解説していきます。
対策案なども掲載していますのでぜひご活用ください。
- 【事例1】損害賠償を請求されるケース
- 【事例2】過度な引き止めをされるケース
- 【事例3】質問攻めされるケース
- 【事例4】怒られるケース
- 【事例5】企業から脅されるケース
- 【事例6】暴力の被害に遭うケース
事例1)損害賠償を請求されるケース
内定を受けた学生Xさんが、研修期間に嫌味、皮肉を言われ、3月31日に内定辞退を申し入れました。
そしてXさんが会社に対して慰謝料等の損害賠償を請求したところ、逆に会社のほうからも、Xさんに対し、採用費用118万円の損害賠償請求をしたという事件がありました。
この裁判では結果、両者とも損害賠償請求は認められませんでした。
この事例の他にも損害賠償請求される事例は何件かあります。
しかし、実際に損害賠償請求義務が生じたケースはほぼなく、会社側としてもデメリットの方が多いのが事実です。
実際に損害賠償を請求するために動くケースはほぼないと言えます。
損害賠償の請求は企業側にもデメリットが多いことを理解しましょう。
これらのことから内定者に損害賠償請求義務が発生するのはほぼないことが言えます。
- 損害賠償を起こすのに時間とコストがかかる
- 企業イメージに悪影響を及ぼす
- 訴訟を起こしても訴訟が認められない
会社の損害賠償を請求するという脅しは気にせずに、マナーや手順を守り、しっかりと内定辞退の意思を伝えましょう。

損害賠償請求されるケースは稀で、実際に支払う義務が発生する確率はさらに低いです。
マナーと手順をしっかり守って内定辞退すれば避けられるトラブルですね。
事例2)過度な引き止めをされるケース
ある企業に採用されたYさんは他の企業から内定をもらっていたこともあり内定辞退することを企業に伝えました。
しかし企業の幹部の人から複数回執拗な引き留めにあいました。
- 人手不足だから困っている
- 志望してきたのに辞退するのはおかしい
- 他の人を不採用にしてしまったから
などの理由でなかなか辞退を認めてもらえませんでした。
まず大前提として就職活動をしている方は就職先を選ぶ権利があります。
事例のような企業側の理由で内定辞退できないことは法律的側面から見ても認められることではありません。
なのでどれだけしつこく引き止められたとしても内定辞退の意思をハッキリと伝え、内定辞退しましょう。
引き止められることを不安に思い、内定辞退の連絡が遅れたり、連絡をしないなどの対応をするととトラブルに発展する可能性があります。
不安でも勇気を出して早めに内定辞退の意思を伝えましょう。

最近ではSNSの発展もあり、企業ブランドを損ねる観点から執拗に内定辞退を引き止めるケースは減ってきています。
不安だと思いますが、勇気を出して内定辞退を伝えましょう!
事例3)質問攻めされるケース
内定をもらっていたTさんは第一志望の企業から内定をもらった為、最初に内定をもらった企業に内定辞退を申し入れました。
すると内定辞退は認めてもらえましたが色々なことを質問され、第一志望の会社に知らされるのではないか?と不安なりました。
質問の内容としては以下のようなものです。
- 辞退の理由
- どの部分で他の企業を選んだのか
- 他の会社を選んだ理由
まず企業から質問をしてくる際、なぜ質問してくるのか?
考えられる理由は2パターンです。
- なぜ他の会社を希望したのかなどの情報をヒアリングし、今後の採用活動の参考にする為
- 内定辞退の腹いせや仕返しなどのために情報を聞き出そうとしている
基本的にパターン1の理由が大半ですが、稀にパターン2のケースもあります。
どちらのパターンでも、答えたくない質問に対しては「申し訳ありませんがそのご質問には、お答えしかねます」と言えば問題ありません。

相手も人なので、辞退の理由は気になって当然!理解してあげましょう。
事例4)怒られるケース
企業から内定をもらったSさんは家族の反対が理由で内定辞退する事を決断し、企業に連絡をしました。
すると書類を返却するように言われ、返却しにいくとそこで1時間近く、延々と怒られ、説教をされました。
その際に「お前のせいで落ちたヤツのこと分かってんのか」など厳しい口調で皮肉や嫌味を言われ、怖い思いをしました。
電話で怒られたり、説教されたりした場合は言い返したり、逆撫でするようなことは言わず、話を聞きつつ内定辞退の意思をハッキリ告げましょう。
言い返したり、逆撫でするような事を言ってしまうとそれにより大きなトラブルに発展する可能性があります。
相手が怒っている場合は穏便に内定辞退が済むように冷静に対処しましょう。

採用活動に時間とコストをかけている企業側が怒ったり、説教したくなる気持ちもわかりますよね。
社会人として企業側が怒ってはいけないと思うけどもし怒られたり説教されたりした場合は穏便に済むように冷静に対処しましょう。
事例5)企業から脅されるケース
複数企業から内定を得ていたKさんは就職先を決め、内定を得ていた企業に内定辞退を申し入れるため、企業に訪問しました。
その際に企業の人事担当の方に厳しい口調で怒られ、同じ大学の学生の内定を取り消すなど脅され、内定辞退を受け入れてくれませんでした。
過去の暴言、脅し事例
- 今後は君の出身大学から二度と採用者は出さない、それでもいいのか!
- そこの選考はいつ受けたんだ
- おまえのせいで、育成計画が狂った。どうしてくれるんだ!?
なぜ脅すのか、理由は内定辞退を撤回させるためです。
たとえ内定承諾書を提出していようが内定辞退は可能ですし法律的側面から見ても何も問題はありません。
難しい事ではありますが、何を言われても自分の意思を曲げず、誠実に内定辞退の意思を貫きましょう。

もし脅されてもそれに屈してはなりません!就活者は内定辞退する権利を持っています。
法律的にも何も悪いことはしていないので勇気を持ってしっかりと自分の意思を伝えましょう!
事例6)暴力の被害に遭うケース
第一志望の企業から内定を得たMさんはすでに内定をもらっていた企業に内定辞退を伝えるため、企業に訪問しました。
すると内定辞退の撤回を説得され、内定辞退の意思が変わらないとわかるとその場にあったコーヒーをMさんの頭に浴びせかけ、罵倒したのです。
まず大半の企業は内定辞退をしても呼び出しをしません。
よくあるのは「辞退は納得ましたが、一度話しませんか?」という打診です。
理解すべきが、「辞退に納得しているのなら、直接会う理由などない」という点です。
一緒に働きたい人材であったり、企業側が内定辞退に対して直接説得したい場合に呼び出される可能性があります。
原則として、呼び出しに応じる必要はありません。最低でも電話で済ませましょう。
損害賠償を請求すると脅される可能性もありますが、実際に請求され、支払い義務が発生する可能性は極めて低いので呼び出しに応じないと言う選択をすることで暴力の被害に遭うリスクを回避しましょう。

呼び出されたから必ず行かないといけないと言うことはないんだ。
脅されたりした場合はトラブル回避のために呼び出しには応じないようにしよう!
困ったら代行という手段も
企業といえど、相手も人であるため辞退をすんなりと受け入れてくれずトラブルに発展してしまうことは多々あります。
そういった内定者の「就職の自由」を守るため、「内定辞退代行」という専門サービスも昨今活用されています。
下記で紹介しているリクセルは業種問わず、新卒・中途・アルバイトの方1,000名以上の内定辞退を成功させてきた実績があります。
弁護士監修のもと、代行サービスを行い、ご依頼後の成功率は100%・訴訟トラブルは0件をキープしているようです。

一度サイトをのぞいてみることをお勧めします!
まとめ|この記事のポイントを振り返ろう

お疲れ様でした。少し長い内容になってしまったので、「内定承諾後の辞退」についての理解すべきポイントを改めておさらいしましょう。
- 内定辞退で損害賠償が請求されることはほぼない
- 内定辞退では様々なトラブルが起きる可能性がある
- 様々なトラブル事例の対処法を知り、事前にトラブルを回避し、理想の就職先を見つけよう
この記事では様々なトラブルの事例と対処法を紹介してきました。
内定辞退者は法律などで守られている立場です。
しかし、内定辞退によって企業に迷惑をかけてしまうのも事実です。

内定辞退をする時はマナーや手順をしっかりと守りましょう。

それがトラブルを回避するために一番大事なことですね!